Amazon輸出において、価格改訂作業はかかせません。なぜなら、Amazon輸出では出品商品が売れるかどうかはカートを取得できるかどうかにかかっており、カートを取得するためには、その状況に応じて価格を最適なものに設定する必要があるからです。このように、価格改訂はAmazon輸出にとって非常に重要な作業ですが、この価格改訂をツールに頼っている人がものすごく多いのが現状です。

もしかしたら、この記事を読まれているあなたも価格改訂をツールにて実施されているかもしれませんね。もしあなたが「価格改訂をツール任せにされている」もしくは「価格改訂ツールの使用を検討されている」のであれば、悪いことは言いません。やめられた方がいいでしょう。

理由は大きく2つ存在します。以下説明していきましょう。

ツールに不具合が生じるリスクがある

ツールによる作業の自動化はAmazon輸出をしていく上で必須事項です。さまざまなやり方・流派が存在しますので、もちろんツールを一切使わないという方法でAmazon輸出を実施し、成果をだされているかたもいらっしゃることでしょう。

ですが、日々のルーチン作業をツールを使って行うことにより、Amazon輸出を実施する上での負担を大幅に削減することが可能になります。よって、ある程度Amazon輸出の作業内容が把握できた段階で、ツールを用いることで作業の負担を減らすことを検討することは非常に重要なことになります。

ですが、ツールを使用する前に把握しておくべき事項が存在します。それが「ツールには常に不具合が生じるリスクが伴う」ということです。

Amazonは定期的に仕様変更を行います。それに伴い、ツールも定期的に変更強いられることとなります。したがって、これまで正常に動作していたツールでも、Amazonの突然の仕様変更により一時的に正常に稼働しなくなる、もしくはエンジニアがAmazonの改訂に対する処置を施したものの、その工程にミスがあり不具合が生じるというリスクを常にはらんでいるのです。これはツールを用いてAmazon輸出をする上で避けられない事象です。

「リサーチ」や「出品」に関するツールであれば、たとえ不具合が生じたとしてもそこまで問題はありません。不具合でもって誤ったデータが抽出・反映されたとしても、それを取消・変更すればよいだけの話だからです。ですが、価格改訂については、たとえツールの不具合で改訂された価格で商品が販売されたとしても、その成約を解消することはできません。したがって、不具合のリスクの観点から、価格改訂に関してはツールによる全自動化を避けるべきなのです。

機械的に「最適価格」を設定することなど不可能

不具合と合わせてもう一点、ツールへの全委託をやめたほうがよい理由がもう一つ存在します。それは、ツールでは最適価格の設定が不可能だからです。

価格改訂は、基本的に「価格をカート価格に合わせる」のが原則です。このカート価格へ合わせるだけの作業であれば、ツールだけで実現可能なのでしょう。ですが、ただカート価格に合わせるだけでなく「最適価格」を設定したいのであれば、その状況によって価格のつけ方を細かく設定る必要がでてまいります。例えば、

  • 他のFBAセラーがいるかいないか
  • ライバルセラーの在庫がいくつなのか
  • カートを取っているFBAセラーは一般セラーなのかAmazonなのか
  • その商品をいくらで仕入れたか

など最適価格を設定するには、様々な要素を加味する必要があり、それらの条件は1品1品異なります。私もこれまでいくつかの市販の価格改訂ツールを利用したことがありましたが、これらの要素を踏まえて「最適価格」を毎度設定してくれるツールに出会うことはできませんでした。

具体例を挙げましょう。先ほど、価格設定をする上で加味するべき要素の中に「仕入価格」を記載しました。この仕入価格を加味せずに最適価格を設定するのは不可能です。ですが、市販の価格改訂ツールにはこの「仕入価格」の設定が存在しません(少なくとも、私が見てきたツールには、この仕入価格を設定するものは存在しませんでした)。ほとんどのツールが設定価格の何%を最低価格とするか?という設定内容にとどまります。結局、市販ツールの行う価格設定は重要な要素を加味せずに行われる「どんぶり勘定」の域を超えないのです。

最大の利益を得るためには、仕入価格と設定価格を比較しながら、人の手で価格改訂を行うのがベスト

したがって、リスク回避と最適価格の設定の観点から、価格改訂は人の手と目を介在させる必要があると私は考えます。ですが、価格改訂に付随する作業のすべてを目視確認&手作業で行うのはあまりに非効率です。(1日1回は行いたい価格改訂作業をすべて手作業で行った場合、おそらく毎日1~2時間をこの作業に割く必要がでてくることでしょう。)

そこで、ホリゾンタル型Amazon輸出では「価格改訂の半自動化」を推奨しております。それはすなわち、「価格改訂に必要な情報をすべてツールで抽出し、その情報をすべてエクセルに反映、各条件毎の「場合分け」と「価格変更」を手作業で行っていくものになります。価格変更を手作業で行うといっても、エクセルの「数式」と「オートフィル機能」を使えば、全価格変更作業は10分以内で完了させることができます。価格変更後、最後にセラーセントラルのInventry>Add products via uploadより、改訂データをアップロードすれば、全工程完了となります。

ホリゾンタル型では、この価格改訂に使用するツールとその使い方価格変更の方法の伝授も合わせてご提供させていただいております。興味がある方は、ぜひご一報いただければと思います。

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