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「クールジャパンムーブメント」に見られるように日本文化ブームが常態化している昨今、日本製品は海外で高く評価され、日本で販売されるよりも高値で取引されています。さらにアメリカの様々なプラットフォームの中でもAmazonの販売力は突出しており、それゆえ私たち日本人バイヤーはAmazonから多くの恩恵を受けています。ですが、アメリカのマーケットと日本のマーケットにおけるルールや常識には様々な相違があり、エクスポーターはその違いによるストレスを受けることが多々あります。その最たるものが「返品」に関する認識の違いです。本日は、あなたがAmazon輸出を実施する上で必ず知っておくべきアメリカと日本の「返品」に関する認識の違いと、米国Amazonが設定する返品に対する理不尽な対処についてお話させていただこうと思います。

突然ですが、質問です。あなたがインターネットで商品を購入した際、「返品を考える」のはどういった場合においてでしょうか?私たち日本人にとって、購入した商品の「返品」を検討するのは大抵、到着した商品に何がしかの不備がある場合が一般的ではないでしょうか?インターネットで購入した商品は、購入者の判断で購入を選択した商品であるという認識があり、それ故、到着した商品が若干イメージと異なる場合もその商品を使用するというが一般的な日本人の行動パターンではないでしょうか。

ですが、アメリカの場合は違います。アメリカでは商品の購入が試供品を取り寄せるような感覚で「お手軽」に行なわれます。そして、購入した商品を自身の所有品にするかどうかは商品到着後に決定されます。つまり、手元に届いた商品が気に入らなかったときは、何の抵抗もなくその商品を返品処理するのが一般的なのです。

通販においてこのような認識が定着しているが故、アメリカにおいては返品が日常茶飯事です。扱う商品カテゴリーによっても違いがあるものと思いますが、販売した商品の5%~1割は返金申請がなされます。

さらに、Amazonでは商品が再販できない状態で返品された場合においても、返金処理を実施、さらにはその商品を再販不可の状態のまま私たちセラーのインベントリに戻すという、私たち日本人にはにわかに信じられない対処がなされるのがルールになっています。

よって、商品の費用は購入者に返金されたにもかかわらず、壊れた商品のみが手元に戻され、さらにそれを処分する際には「その処分費を請求される」という理不尽この上ない対処がなされる訳です。返品された商品のうち、再販不可の状態で戻ってくる割合が約2~3割。よって、100商品を販売する中で、1~2個の商品についてはこういったことが起こる計算になります。

もし、あなたがこれからAmazon輸出に着手しようとされている場合は、こういった事情を予め理解し、その分の損失を十分カバーできるような利益を設定する必要があることを認識しておくようにしましょう。

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