「商品も仕入れ、SKUとShipmentの登録も完了、いざラベルを貼ってFBA倉庫に納品しよう…」

となった段階で思わぬ落とし穴に陥ることがあります。それが「Oversizeの落とし穴」です。Shipmentの登録後「Shipping Plans」タブを押すと、今回登録したShipmentの情報が反映されているのを確認することができます。後は、登録情報の右端にある「Work on shipping plan」ボタンを押し、商品/Shipmentラベルの発行や箱の大きさやキャリアを登録する工程に進むことになります。

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その工程内に「Shipmentに含まれるSKUを確認する項目」があり、その一覧には、商品のSKU,商品名,EAN(JANコードの国際版)と並んで、Sizeという項目が存在します。ほとんどの商品のsizeが「Standard」と表記されますが、中には以下のように「Oversize」と表記される商品が存在します。

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こうして、Shipment登録時に「Oversize」に振り分けられる商品を含んだ状態で発送作業を進めていくと以下のようなことが生じます。

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これはShipmentの宛先が表示されるタブ「Review Shipments」ですが、宛先が2種類表示されています。これは、StandardサイズとOversizeの納品先が異なるが故に起こる事象で、ご覧の通り、Shipment内にOversizeに該当する商品が存在すると、たとえ「1つだけ」の場合でも「その商品だけを別の倉庫に収めるように」という容赦ない指令がセラーに下されます。説明するまでもなく、商品1つだけをアメリカに発送することになると、十数商品を一括発送するのと比べて商品あたりにかかる送料は格段に上がります。

このようなことが起きぬよう、仕入をする商品が「Standardサイズ」に該当する商品なのか、もしくは「Oversizeに該当する商品」なのかを事前に調査しておく必要があります。さらに、このStandard/Oversizeいずれのサイズに棲み分けるかの判断は、このシップメントへの登録時に初めてなされます。ツールやAmazonが提供するウェブページで事前に調べられるものではありません。したがって、これを知るためにはシップメント登録作業を事前に実施する必要があります。

【対策】仕入前に仕入候補のASINに対し、SKU/Shipment両方の登録を実施する

そこで私がお勧めするのが、仕入対象の全ASINに対しSKU登録ならびにShipment登録を行い、登録不可商品とOversizeのふるい分けを行うことです。そうすることで「仕入れた商品の登録ができない」もしくは「仕入れた商品がOversizeだった」などの落とし穴にはまらずに済むことができます。

SKUの登録ならびにShipmentの登録はいずれもローダーを使うことで簡単に行うことができます。この工程は大変手間に思えるものですが、こういった「落とし穴」の存在は、「ライバルの容易な参入を阻む壁」になってくれる心強い味方と考えることもできますし、このシステムを逆手に「Oversize」に該当する商品のみを狙うという、他のセラーと差別化を図った戦略を取ることも可能にあります。

Amazonの「細かな仕組み」を把握することは、Amazon市場で勝ち続けるための一つの策

1月に数百万円単位の利益を生むようなコンサルセラーは、実はこういったAmazonの仕組みの詳細を知らないことが多いです。なぜなら、彼らの多くが「大手卸とのコネクション」もしくは「外部委託や従業員等の労働力」にレバレッジを働かせ、「大きく稼ぐ手法」しか知らないからです。そういった大手セラーが効力を発揮する市場のほとんどは既に開拓されています。

よって、こういったレバレッジを持ち合わせていない新規参入者がAmazon市場で継続的に利益を得るためには、Amazonの「癖のあるシステム」を知り、それら逆手に取って、他のセラーへ参入障壁を築き自らの市場を見出していく必要があります。ホリゾンタル型Amazon輸出は、そんな入り組んだAmazonの仕組みを参入障壁の一つとして利用している手法になります。もし、興味がある方はぜひご一報ください。

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