1品仕入れは、売れ筋の商品を文字の通り「1品のみ」仕入をするものであるため、まずは、「商品が売れない」という「在庫リスク」がほとんどありません。
また「商品の種類が増えると販売数(回転率)が上昇する」というAmazonの仕組みの恩恵を最大限うけることが可能にあるため、回転数を大幅に上昇させることができるという大きなメリットがあります。
一方、1品仕入れは商品毎に仕入可否の選定をするためのデータ量、ならびに作業量が膨大になるので敬遠されがちです。
ですが、数カ月をかけて試行錯誤を重ねた結果、効率的なデータ処理の方法の体系化、ならびに必要作業を最小限に抑えることを実現することができました。このページでは、FBA販売の特性とカートシステムの仕組みを踏まえ、横一列型がいかに合理的な種法であるかをご説明させていただきます。
1日30分の作業(再仕入)と週に1度、2時間の発送作業で、毎月24万円以上の安定収入!
私はこのホリゾンタル型を確立したことで、Amazon初心者の方でも「1日30分の作業(再仕入)と週に1度、2時間の発送作業で、毎月24万円以上の安定的に稼げる状態にすること」を実現いたしました。想像してみてください。仕事に行く前のほんの30分の作業をするだけであなたの月収が24万円アップするのです。
月収24万円アップすれば、実現できることはたくさんあります。例えば、
- 月に一度の海外旅行
- 毎週末の温泉旅行
- 好きな洋服を好きなだけ購入する
- 美味しいものを好きなだけ食べるなど…
数か月後に、
上記を実現するためのお手伝いをさせていただきます!
桜井 裕二
このノウハウを堅実に実行していただければ、上記記載の24万円の安定収入を実現することは可能です。ですが、これはあくまで商品仕入、荷受け、発送、価格改定などの必要作業を継続的にきちんと行った場合の数値になります。
「寝かせておくだけで自動的に収入が入る類のノウハウ」ではないこと、予めご理解ください。
米国Amazon輸出をやってみたけど、全然もうけられない
こんな悩みを持っている方の多くは、以下のことに頭を悩ませていらっしゃるのではないでしょうか?
- 商品が見つからない
- 仕入れた商品が売れない
- 最初は売れていたのに、どんどんライバルが増えて価格破壊が起き、売れるほど赤字地獄に・・
- おいしい商品だと思って大量仕入れしたのに、メーカーから販売差し止めを食らった、もしくはAmazonにブロックをかけられた・・
ほとんどの方が、このような経験をされ「Amazon輸出は儲からない」という結論に至りかけてしまっているのではないでしょうか?
その悩みをすべて払拭する方法が存在します。順を追ってご説明していきましょう。
一般的なFBAは「縦一列型」
多くの方がAmazon輸出を実践するに当たり、まずは「FBA販売」に着手をされたのではないでしょうか?なぜなら、「FBA販売」は受注毎に商品仕入れ・発送の手間がなく利益率が高いので、無在庫販売と比べて「比較的に楽」に利益を得やすいモデルだからです。
桜井 裕二
「FBA」とは?
Amazon輸出(輸入)には、大きく2つの手法が存在します。1つ目がこの「FBAプログラムを使用した手法」になります。
FBAとは「フルフィルメント by Amazon」の略語であり、Amazonが出品者に代わって注文を受け、商品を出荷するプログラムという意味になります。
FBA手法のメリットは、何といっても「注文毎に注文者への発送作業が発生しない点」です。予め商品を仕入れてAmazonの専用倉庫に納品し、注文が入った際にはAmazonが自動で受注・発送を行います。
また、カート(※「カート」の意味については後述)の取得が優先的に行われる点、さらには上記工程が自動で行われるために注文・発送時に不備が起きることが少なく、アカウントヘルス(購入者からのフィードバックから成るアカウントに対する評価)が保たれやすい点も大きなメリットになります。
一方、受注前に仕入・納品をする必要があるので、納品した商品が売れない、もしくは仕入れ時よりも価格が下がり、最悪の場合「損切」しなければならないなどの「在庫リスク」がある点がデメリットとして挙げられます。
ちなみに、もう一方の手法が「無在庫手法」になります。こちらは、受注前に商品をAmazon上に出品、受注後に仕入、購入者への発送を行うという手法になります。
無在庫のメリットは、受注後に仕入をするので在庫リスクがない点になります。一方、デメリットとしては、都度仕入・発送作業が生じる点をはじめ、「空出品」をすることになるため、ある程度の利益を得るためにはかなりの量の商品を出品する必要があり、その管理が大変な点が挙げられます。
また、管理が大変である為に不備が起きやすい点からAmazonは基本的に無在庫手法を推奨しておらず、その点から一定割合で不備が生じるとAmazonから「アカウント凍結」勧告を受ける可能性がある手法になります。
最近は、Amazonの規制基準が厳しくなり、「アカウント凍結」を受ける人が増加しています。よって、Amazon輸出入は「FBA手法」もしくは「FBA手法と無在庫手法のミックス」で行うのが一般的になってきています。
「FBA販売」は「リサーチをして利益が出そうな商品を見つけ出し、テスト仕入れを実施、利益が取れると判断した商品を卸から「一定数」を仕入・納品する」という手法が王道です。これまでFBA販売に着手してこられた方は、このような作業を繰り返し行われてきたのではないでしょうか?
FBA販売の具体例:黒ペンをFBA販売した場合
では、ここでAmazonでの販売経験がない方にも具体的なFBA販売の仕組みを共有していただくために例を挙げさせていただきます。
あなたはAmazon輸出を開始したばかりの初心者で、売れ行きが良い
「黒インクのペン」を10本仕入れ、米国AmazonにFBA納品したとします。このとき、この黒ペンは
基本的には「1回の注文あたり1個ずつ販売されていく」ことになります。(もちろん、1回の注文に複数個販売がなされる場合もあります)。
納品が完了し、あなたのショップの在庫がこの黒ペンの商品ページに反映された直後、
黒ペンを購入したいユーザー「A」がAmazonに訪問、あなたのショップから黒ペンを購入したとします。
そしてその翌日、
あなたのショップから黒ペンを購入したユーザー「A」とは別のユーザー「B」がこの黒ペンを購入しにAmazonに訪問したとします。
このとき、ほとんどの場合
このユーザー「B」はあなたのショップから購入せず、この黒ペンをFBA出品している他のセラーから購入することになります。
なぜ、このユーザー「B」はあなたのショップから購入をしないのか。これは
Amazonが「カートシステム」という仕組みを導入していることに由来します。Amazonは原則、
「出品セラーに対し販売の機会を平等(※)に与えること」としています。
この
「販売機会の平等化」のために導入された仕組みが
「カートシステム」になります。
桜井 裕二
※実際のところは、セラーに付与される販売の機会は
「平等」ではありません。セラーのアカウントヘルスをはじめ、商品種(SKU)数などにより差が生じるといわれています。
このあたりの複雑さがAmazon販売の「攻略難度を高めている要因」なのではないかと私は考えます。ですが、この「カートシステム」が参入障壁を築いてくれているが故に、当ノウハウの対象マーケットは依然「ブルーオーシャン」の状態を保ち続けています。
「カートシステム」とは?
では、
この「カートシステム」というのが一体どういうものなのかについてご説明していきたいと思います。(既にAmazonマーケットでの商品販売の経験があり、カートシステムについて熟知されている方は、当項目を割愛して読み進めていただければと思います。)
以下の画像をご覧ください。これは、とある
メーカーが販売するボールペンの商品ページになります。
Amazon商品ページ
Amazon商品ページ
拡大図
この商品は現在、
3人のセラーアカウントがFBA納品をしている状態(うち、一つはAmazonアカウント。AmazonアカウントもFBAセラーアカウントの1つとして考えることができます)、さらには
3つのセラーアカウントのうちの1つが「カートを取得している状態」になります。
このページに反映されている在庫データ(例えば、在庫数など)は、
このカートを取得しているセラーの情報になります。(現在、カートを取得しているセラーのストア名は、商品名や在庫、配達予定日などが記載されている下に
「この商品は〇〇が販売し、Amazon.co.jpが発送します」という形で表記されています。)
そして、
画面右側の「カートに入れる」ボタンは、カートを取得したセラーの在庫に紐づいた状態にあります。
あなたがAmazonで商品を購入したことがある場合はお分かりいただけるかと思いますが、Amazonで買い物するとき、ほとんどの人は
トップページ右側の「カートに入れる」をクリックし、そのまま決済に進み商品を購入します。すなわち、
ほとんどのユーザーがカートを取得しているセラーが出品する商品をそのまま購入していることになります。
実際には
その他のセラーから商品を購入するという選択肢もあり、こうしたその他のセラーの情報(販売価格・出品形態…プライム表記がFBAセラー)は「お届け先住所」下部の「こちらからもご購入いただけます」に反映されています。
ですが、先ほども申し上げた通り、
ほとんどの購入者はこういった他のセラーの購入を検討することはありません。とあるデータによると
Amazonユーザーの8割が、
その他のセラーからの購入を検討せず、カートセラーからそのまま商品を購入すると言われています。
つまり、Amazon市場は「カートを取得しているセラーの商品(在庫)が購入される」という仕組みになっているわけです。したがって、Amazon市場では「カートを取ること」が商品を売るための最重要項目であると言えます。
在庫は「縦一列」を成しながら、次のカート取得の機会を待っている
話を元に戻しましょう。先ほども申し上げた通り、Amazonは原則、出品セラーに対し販売の機会を平等に与えることとしており、よってカートを各セラーに付与します。
従って、あなたが仕入・納品した黒ペンが次に販売されるのは、同じ黒ペンをFBA出品している全セラーに販売の機会が与えられた後になります。
よって、例えば
あなたの他に2人のセラーがこの黒ペンをFBA出品していた場合、この2人のセラーにもカートが付与されることになるので、次にあなたにカートが回ってくるのは、2番目3番目のユーザーの販売の機会が他2人のユーザーに与えられた後、すなわち4番目のユーザーがAmazonに訪問した際になります。
桜井 裕二
もちろん、カートはFBAセラーにだけ付与されるわけではなく、
無在庫セラーさらには中古商品出品セラーにも与えられます。(無在庫・中古商品出品セラーのカート取得率は新品FBAセラーと比較するとずっと低いです。)
よって、次にあなたにカートが回ってくるのは、5,6番目のユーザーの訪問時になるかもしれません。。
こうして、あなたが納品した黒ペンは、
「次に販売される商品ゾーン」へ移動するタイミングを「縦の列」を成しながら待っている状態になります。私は
複数の在庫を仕入・納品する手法を
縦一列方式と呼んでいます。
この在庫達は「縦の列」を成している間に先ほど冒頭で述べた
- 「その商品が売れなくなる(例.他のボールペンが人気になるなど)」
- 「値崩れ(例.同じボールペンを出品するライバルセラーの急増など」
- 「メーカーもしくはAmazonによる販売停止命令の発令(例.商品不備発覚による販売停止命令など)」
これらのリスクが常に付きまとうことになります。すなわち、
この手法でFBA販売をしているセラーはこれらの「赤字リスク」と常に隣り合わせの状態でカートが回ってくるのを待つことを余儀なくさせられているのです。
「縦一列」が「横一列」になれば、在庫リスクがなくなり、さらには回転率が大きく上昇することに!
ですが、あなたが
「黒ペン1種の複数仕入れ」から
「様々な色のペンを1個ずつ仕入れ」に方式を変換したら、すなわち
「縦一列」で販売待ちをしている黒ペンを「横一列」の様々な種類の色ペンに並べ替えをしたらどうなるでしょう?
販売ゾーンへの移動待ち商品がなくなり、すべての商品が「次に販売される商品ゾーンにある状態」となります。よって、
在庫リスクを負わずにFBA販売を実施することができるようになることがお分かりいただけるかと思います。
それだけではありません。先ほどの「カートシステム」において
正確には全セラーに対し平等に付与されないという話ですが、実は
カートは商品種(SKU数)が多いセラーに多く付与されることが分かっています。(このことは明らかで、Amazonで販売をしているほとんどのセラーが実感しているであろう事実です。)
よって、横一列方式を取り、商品種を増やすことで
販売回転率が大きく上昇することになります。
このように、一般セオリーとして世間に浸透している
同一商品を複数仕入する「縦一列(バーチカル)型」を、
商品を一品仕入する「横一列(ホリゾンタル)型」に変換することで、
在庫リスクを払拭、商品の回転率の大幅上昇を実現した輸出入手法が
このホリゾンタル型Amazon輸出入になります。
さらに詳しい内容を知りたい方は、以下のボタンより
「ホリゾンタル型Amazon輸出とは?」のページへ移動し、詳細をご確認ください。
「ホリゾンタル型」とは?